PRODUCT製品情報

フィルムのシワ伸ばしに効果的なローラーです。

コンケーブローラー

主な特徴

フィルム生産時に発生するシワ
フィルムを生産、加工する設備には数多くのローラーが組込まれています。ローラー同士の平行度が出ていないと、幅方向で張力差が発生し、基材の進行方向に対し斜めに波状のシワ(トラフ)が発生します。
又、薄膜化が進むフィルムの搬送では、厚手フィルムと同程度の搬送張力に設定した場合、搬送方向にフィルムが伸びる為、搬送方向に平行な波状シワが発生します。これら波状シワはローラー通過時に折れシワを発生する事があり、フィルムの商品価値が大きく低下してしまいます。

 

コンケーブローラーによるシワの低減
コンケーブローラーは、中央部が細く、端部が太い逆クラウン形状のローラーです。
中央部と比較し、端部に行くにつれて外径差によって周速度が速くなります。フィルムは周速度の早い端部に向かって移動する性質があります。
又、フィルムは下流側のローラー軸に対し直角方向に進入する性質があります。
これら2つの効果によってフィルムが拡幅され、シワが低減されます。

コンケーブローラーによるフィルムシワ低減

 

コンケーブローラーのシワ低減効果

 

 

コンケーブローラーによるフィルムのシワ低減(動画)

 

コンケーブローラーと通常ローラーのシワ解消効果比較(動画)

この動画は、以下の4種類のローラーによるシワ解消効果を比較しています。

 

 コンケーブ量の設定について

 

最適なコンケーブ量を提案する事が可能です。
・ローラーサイズ
・上流ローラーとのパス間距離
・基材幅
・拡幅量(どの程度伸ばしたいか)

ゴム、金属ローラー問わず設計が可能です。
又、ローラー配置図より設置場所もご提案可能です。
ご気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

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